精神的フラッシュバック
ふいに涙があふれ、頭を抱えた。
息が苦しくなり、
骨の奥まで冷たさが染み込んでくる。
今、執筆中の電子書籍の第1部で
私は自分の過去の経験と感情を綴っている。
そのために記憶を辿ろうとするたびに、
とても辛くなる。
湧き上がる感情を直視するのが怖い。
ひとりだった私。
あの時に感じていたこと。
今も変わらない現実……。
助けを求められる人もいない。
手を差し伸べることもできない。
心の奥であふれそうなこの感情が
誰かに気づかれるのが怖くて、
いつも笑顔で隠してきたから。
たった2〜3行書いただけで、
私は6時間も横になっていた。
ほんの少し過去を思い出しただけで、
すべてから逃げ出したくなり、
永遠に眠ってしまいたいと思うほどだった。
そんな私が本を書いているなんて、
なんだか可笑しくなる。