あなたと出会った季節が、また巡ってくる。
あなたが初めて私を見つけてくれた季節が、またやってくる。
当時の私はすべての人間関係を終わらせようと決めていて、
そんな中であなたが私を見つけてくれたことが、何よりも嬉しかった。
たとえ近づかなくてもいい。
ただ、遠くから同じものを感じられるだけで、私は満たされていた。
それでも、あなたの感情を見過ごすことはできなかった。
私は私なりにあなたを心に抱いたけれど、
あなたは音楽の中でしか安全でいられない人だった。
私は言葉で確かめ、もう少し近づきたい人。
お互いの「心の距離」の取り方が違っていた。
私は抑えきれずに求めすぎ、あなたは私を遠ざけた。
私に近づいたのも、歌わせたのも、
興味を持ってくれたのも、そして離れていったのも、
全部あなたが選んだことなのに――
どうして、私を拒んだあなたが、悲しそうな顔をしているのだろう。
あなたに受け入れてもらえなかったあと、
私は何も食べられず、ただ涙ばかり流していた。
やっとその感情を乗り越えたと思っていたのに、
あなたはまた現れて、私の心を揺らす。
静かに見守り、
距離を取り、
隠れ、
逃げることで安心する人――
それがあなたじゃなかった?
それなのに、どうしても感情を表現せずにはいられないあなたも、
ほんとうにどうしようもない人ね。
私は、あなたの「言葉にならない言葉」を読み取ってしまうから、
黙ってはいられなかった。
でも、この物語の終止符は、
私が静かに姿を消すことで打つことにしようと思う。
あなたがそばにいてくれた時、
私はあなたの痛みを包み込みたかった。
けれど、今あなたに拒まれた私は、
自分の痛みを表現することしかできない。
もう、優しさを見せる余裕はないの。
ただ一つだけ、伝えたいことがある。
――私の中の“私”を目覚めさせてくれて、ありがとう。